20083月 仙ノ倉山荘 入荘報告

49S相川

メンバー : 54Edu萩原、49S相川

日程 : 2008322()23日(日)

 

322日(土)快晴

高崎(6:30)(7:45)土樽発電所(8:30)−(10:00)山荘(11:30)(12:20)第一展望台980(12:45)(14:30)1436m地点(15:00)(16:10)日白ダム−(16:30)山荘

 

萩原さんに高崎に廻ってもらい出掛ける。雲ひとつない快晴である。関越道も、まだ時間が早いためか混雑していない。昭和インター付近から、真っ白な谷川連峰を望むことができた。純白を纏った、素晴らしい山並みである。

関越道より谷川連峰

 

関越道より谷川本峰(中央S字尾根が天神尾根)

 

 

山荘への林道は、上越線の鉄橋をくぐった先の十字路まで除雪が進んでいるようだ。われわれは林道には入らず、毛渡沢を渡り、直ぐに右に入った土樽発電所前の鉄橋の下に車を駐車し、毛渡沢右岸のルートで入荘することにした。積雪が多ければ、沢沿いに進めるのだが、今日は一段上がった杉林の中を行く。毛渡沢に鉄橋が架かる、通称、一本杉付近で沢に降り、この先の、林道が左に曲がるところでで夏道に合流した。

 

土樽発電所前に駐車

 

三ノ字ノ頭

 

林道と合流(萩原)

 

林道と合流(相川)

 

北尾根に登る二人パーティー、その前に数人のパーティーが入山し、結構賑やかな毛渡沢である。

山荘で、中林さん、鈴木さんと再会。布河谷さんは、今朝、退荘したとのこと。林道を下ったようで、会うことはできなかった。

 

山荘到着

 

山荘にて再会

 

一休みした後、長ツル尾根〜小松沢に出掛ける。既にトレースがあり、快晴の中、春山を満喫しながら進む。第一展望台では、仙ノ倉谷に散歩に出掛けた鈴木さんの姿が見える。

 

ノボリカケ沢出合付近に鈴木さんの姿(長ツル尾根より)

 

ノボリカケ沢全景。デブリは上部のみ。

 

第一展望台で一休み(萩原)

 

小松沢。正面左の沢を滑る。ピークが日白山。

 

仙ノ倉谷。三ノ字ノ頭から下った平らなところがイイ沢河原。

 

イイ沢出合にはデブリが見える。今なら、仙ノ倉谷出合からイイ沢まで難なく行けるのだが、5月までには雪解けが進むだろう。

 

馬の背を超え、日白山稜線への最後の登りが始まる1440m地点から小松沢に滑り降りた。しかし、北向きの狭い沢の雪は深く、快適な滑りとはいかなかった。この沢は5月に滑る沢である。この時期は長ツル尾根を滑り降りた方が快適である。

 

 

 

323日(日)晴

山荘(6:45)(7:42)仙ノ倉谷出合(7:50)(8:25)平標沢出合(840)(11:10)稜線(1125)(12:30)一ノ肩手前、コメツガが目印の滑降開始点(12:50)(1410)山荘

 

薄く雲はあるが、今日も天気は良い。平標沢に向かう。例年に比べ仙ノ倉谷の雪解けは早く、ダイコンオロシ沢出合で右岸に渡る。山荘から1時間40分で平標沢出合に着く。ここから、通称、群大尾根を登り稜線に出る。

 

 

群大尾根より平標沢上部を望む。左のダケカンバの斜面を滑る。

 

群大尾根の登り(萩原)

 

群大尾根登高終了

 

平標沢上部

 

樹林の尾根が平標新道。右の平らな稜線がイイ沢河原。写真中央が谷川本峰。

 

山荘を出発してから6時間かかり、一ノ肩手前のコメツガが点在する地点に着く。ここが滑降開始地点である。20分ほど休憩し、シールを外す。ここからダケカンバの大斜面に大きく斜滑降して進む。雪質も適当な柔らかさで、雪崩の心配のない大斜面の滑降を楽しむ。大斜面がデルタ状になって平標沢本谷に落ちる少し手前で沢に入る。ここまでくれば雪崩の心配もないが、平標沢出合までは安心できない。テレマークの若者が二人、豪快に滑ってくる。雪も重くなってきたが、仙ノ倉谷出合を通り山荘まで一気に滑り降りた。滑降時間は1時間20分。

 

1410退荘。昨日と同じルートで土樽発電所に戻ったが、雪が少なく、結構苦労した。岩の湯で汗を流し、今年のお彼岸入荘を終了した。

 

 

二日間の軌跡(萩原さんのGPSデータ)

(大根下シ沢→仙ノ倉谷、左の仙ノ倉谷→平標沢の間違い)