赤城山スキー

49S 相川

2008211()

高崎6:458:00第三スキー場8:359:05小沼駐車場−9:35長七郎山10:0010:15小沼湖畔10:3511:40地蔵岳12:0012:30第一スキー場駐車場13:3014:20富士見温泉やすらぎの湯16:0017:00高崎

 

210日(日)、今年何度目かの積雪があった日の夜の天気予報は、明日の好天を知らせていた。三連休の最終日、特に急ぎの用事もなかったので、急遽、赤城山地蔵岳に出掛けることに決めた。中林さんと萩原さんが、三年前の二月に登ったルートである。いつもなら、二人に声を掛けるところだが、翌日の山行の誘いはさすがに気が引けた。

 

当日は、予報どおり日本列島が移動性高気圧に覆われた快晴。「スキーは遠慮するが、私も行きたい。帰りの温泉が楽しみだ。」という奥さんと6:45高崎の自宅を出発する。

コンビニで行動食を調達し、8:00前に第一スキー場に到着した。ここは何年か前にリフトが撤去され、ロープトウだけの「日本一小さなスキー場」だが、小さな子供連れには根強い人気がある。その上に、今日は、大沼でスノーフェスティバルが開催されるとのことで、この界隈は、予想以上の賑わいである。

8:00に、その奥にある第三スキー場に到着。このスキー場もロープトウだけだが、まだスキー客の姿はない。ここでスキーにシールを着け登高開始。奥さんはここから車で引き返し、大沼のフェスティバルやスキー客ウォッチングで時間を潰すという。昼に、第一スキー場の駐車場で会うことにする。

スキー場経由で小沼まで登った。ところが、林道は第三スキー場から小沼湖畔を越えて地蔵岳の登山口まで除雪されていた。まあいいか。足慣らしにいい運動だったと適当な理由を付ける。ここから、小沼の対岸に見える長七郎山(1578)に登ることにする。湖畔の駐車場から小沼を時計回りに夏道ルートでシール登高する。スノーシューで登ったトレースがあり、迷うことはない。

長七郎山への登山口から大沼を望む。正面は上州武尊。

 

樹林に囲まれ全く周りの景色が見えない夏道を進み、30分ほどで頂上に着く。高曇りになり、天気は下り坂に向かうが、まだ視界は利く。ここで、360度の展望を楽しみながら、軽食を摂る。

 

長七郎山頂より谷川岳〜上州武尊山を望む

 

長七郎山頂より富士山を望む

 

長七郎山頂より地蔵岳を望む。この後、正面の雪の斜面を登下降。

 

シールを外し、滑降に入る。樹林帯で滑るルートは狭いが、夏道沿いに小沼湖畔まで下る。スキーの滑りを考えると、小沼を反時計回りに長七郎山に登るルートが良いようだ。

小沼の向こうに赤城の主峰黒桧山

 

小沼の真ん中を突っ切るのは何となく気持ちが悪いので、岸から10mくらい入ったところを右回りに元の登山口に戻った。

林道を、地蔵岳の登山口まで進む。ここには数台の車が駐車してあり、地蔵岳へはトレースがしっかりとついている。途中までシール登高で進んだが、傾斜が急になったところで、スキーを脱ぎつぼ足で頂上に登る。ショートスキーの登山者がひとり頂上にいる他に人影はない。一昨日も来たが雪が少なく、昨日の積雪をみて改めて訪れたとのこと。同じようなひとがいるものだ。

景色をながめ、軽食を摂り、まだ十分な積雪とは言い難い、登ってきたルートを滑降した。

 

地蔵岳山頂より眼下に大沼、その向こうに武尊山、至仏山、燧ヶ岳

 

地蔵岳頂上より平標山〜上州武尊山を望む

 

地蔵岳より上州武尊山。右奥は至仏山。

 

地蔵岳より四阿山を望む。右のスキー場はパルコール嬬恋。

 

地蔵岳の登山口からは左の谷あいを夏道沿いに、第一スキー場に滑り降りた。

駐車場で、お湯を沸かしてカップラーメンで昼食を摂った後、「富士見温泉みはらしの湯(500円)」で汗を流して帰路についた。

 

登り:青ルート 滑降:赤ルート  順路は番号順 (カシミール3Dで作成)