黒部五郎周辺縦走 アルバム(1)
2006年8月21-24日、山岳部OB 6名で太郎兵衛平−黒部五郎−三俣蓮華−双六−鏡平を歩いた。参加者はリーダーの荒井さん以下、75歳の関谷さん、永井さん、中林さん、関さんと山田。初日の雨以外は天候に恵まれ大パノラマと花々を堪能した楽しい山旅だった。
8月21日 小雨降ったり止んだり時折晴間 折立7:50−三角点9:40−太郎平小屋13:00
大雨注意報が出たようだが折立は小雨。朝食後7:50に出発。
富山駅から大型タクシーで折立まで
9:40、1871mの三角点。
昼食は2133m地点、11:20‐50。
日が差してきた。日焼け止を塗る。
写真は小屋まで
25分、雨が落ちてきた。晴れていれば気持ちの良いプロムナード。
13:00 太郎平小屋着。
クールダウン後強いにわか雨で部屋に避難。
部屋は6畳貸し切り、雨が止んだのを機に小屋周辺散策。
残念ながら薬師はガスの中。
写真は小屋の前。
夕飯まで部屋で宴会。ビールの後、40度の焼酎、「千年の眠り」がほぼ空いた。
夕飯はハムカツ主体の典型山小屋食。
8月22日 薬師はガス、天気は次第に良くなる、午後一時にわか雨。
出発前、5:40 小屋の前で。
看板の太郎平小屋の下に田部重治とあった。
小屋から30分、薬師のガスが切れた。晴れた空、雲、稜線が美しい。
咲き終わったチングルマ、イワギキョウ、タテヤマリンドウ、ヨツバシオガマ、コイワカガミ、ハクサンイチゲ、ウサギギク、アキノキリンソウ等など思った以上に沢山の花が残っていた。
歩き始めて1時間40分、北の俣岳への途中で雷鳥が三匹、あまり驚くようでもなく歩いていた。
40数年前、中林さんが雷鳥の子供を捕まえ永井さんが両手に抱えたことが話題になった。
北の俣への快適な稜線歩き 7:36分
賑やかな6人パーティに呆れ顔の訳あり中年カップルと前後して歩く。
このカップルとはわさび平まで一緒だった。
北の俣岳頂上 2662m 8:00分
黒部五郎小舎で働いていたという髭のおじさんが昨日登山者が落雷で負傷した、早めに小舎に入るようアドバイスを受けた。
小舎の食事はこう御期待とのこと。
本コースメインの黒部五郎へ急登約1時間 コル着11:30
黒部五郎岳頂上 11:50分
カール、鷲羽、ワリモ、水晶
北に薬師、南に笠ヶ岳、遥か彼方に白山も見えた。これから歩く三俣蓮華、双六もドンと控えていた。
頂上から見下ろした憧れのカール。
コルに戻り2回目の昼食中雷鳴が聞こえた。早々に出発。
コルの下りから見たカール。
下りきって休憩、雪渓の水は旨かった。宴会の水割用に各自キープ。
小舎までの灌木帯で雨が来たが雷は心配なかった。
黒部五郎小舎着、14:15分
雨も上がった。
小舎の前で夕飯まで宴会。生ビール、カールの水とウイスキー、ラム酒など。
賑やかなロートル6人組に他の皆さんは?
5時から夕食。
確かに期待に応える内容、山小屋メニューとは思えない。
小鉢は山芋入りそば、大皿は小じゃがの炒め煮と大根・人参の煮付け、天婦羅・から揚げ、ポテトサラダにオレンジ‥・満足。
6:30からリピート山中さんの「山のコンサート」 ギタレレで山の歌、自作自演の歌などなど泊り客と合唱。
7時半終演後、残った6人組で「アルプスの乙女」「アルプスの夏の想い出」で閉めた。
8月23日 快晴
朝食は4時半からと早い。
小舎の前でカールのモルゲンロートを背に、5:30分。
この朝の中林さんのトラブルはしばらく話題に上るだろう。
三俣蓮華岳頂上 7:55分
鷲羽岳を背に。
槍はガスの切れ間から思わせ振りにちらちらと見え隠れ。
今回の最高峰、双六岳頂上
2860m、9:30分。
早めの昼食をとり10:10分出発。
連れの3人と分かれ単独で水晶に行くというおばさんがいた。
双六小屋 11:05着 30分休憩。
小屋周辺にはトリカブト、ハクサンフウロ、イワキキョウなど花が多かった。
写真は双六池の前で
鏡平山荘着 14:05分
テラスで恒例の宴会。
左から2,3人目が訳ありカップル、途中から宴会に加わった、右から3人目はうるさ型の山荘のおじさん。
下は夕食。同じ経営だが五郎小舎には少し負ける
部屋からアーベントロートの槍を見る。18:27分
至福の一時。最高の贅沢。
この晩は3人連れと初めての相部屋。
8月24日 晴れ、最終日。
5:45分 山荘の前で。
歩き出して直ぐに鏡池に出た、穂高連峰の素晴らしいビューポイントだ。
下の写真はキレットから朝日が出たところと数分後。最後の2葉はわさび平手前の雪渓とわさび平小屋。
五郎小舎でアルバイトしていた若いカップルと一緒に
わさび平小屋でのんびり1時間昼食、10:05出発、11:10分新穂高温泉に着いた。
06年8月 山田 写真・記