安房山山行報告

萩原(54Edu)、福田(55M)

4/8() 池田山荘へ突然の訪問。

 OBで先輩の福田純一さん(大間々山岳会CL)と会津駒ヶ岳、燧ヶ岳に山スキーに行くつもりでしたが、悪天との予報があり、白馬方面へ転進しました。八方尾根から八方沢を滑降する計画で、八方のゴンドラ乗り場まで行きました。着いてみると、雪、3時間ほど天候待ちをしましたが、雨、みぞれとなり、いっこうに好天に向かう気配はなく、その日は登るのをあきらめ丑澤さん宅を訪問することにしました。電話で都合をうかがうと快いお返事をいただいたので、八方から池田町へ向かいました。お昼をごちそうになったあと温泉に行き、帰りに「大雪渓」を仕入れ、夜の宴会となりました。初めての訪問の福田さんは、丑澤さんの暮らしぶりに感銘を受けること大なるようでした。

4/9() 中ノ湯から安房山(2236m)に登る。

 深酒の影響により時間が遅くなってしまいましたが、昨日の歓待ぶりに感謝し焼岳に向けて池田山荘をあとにしました。沢渡を過ぎ、釜トンネルの前に駐車して焼岳に向かおうとしましたが、駐車禁止でしたので、中ノ湯まで行き安房山に登ることにしました。福田さんが「岳人」の紹介記事を持っていたので、そのコースをたどることにしました。中ノ湯(10:20)から旧道沿いに少し登り、そこから尾根にとりつく先行パーティーのトレースがありそれをたどって登りました。頂上(13:45)で休憩したあと、「小船」を目指して沢を滑降し始めました。少し下ると先行パーティーのシュプールが右へ向かっていたのでそちらに向かってみると、雪崩のあとがありパーティーの一人が埋まってしまったとのことでした。事故からすでに1時間が経過し、警察にも通報済みということでしたので、我々は無事を祈りながらもとの沢に戻り滑り降りました。するとまもなく、県警のヘリが飛んできて上空から遭難者を捜していました。「小船」からもとの尾根に250mほど登り返し、雪崩のおそれの少ないと思われる尾根を下り、中ノ湯に着いたのは午後5時過ぎでした。駐車場に着くと新聞記者がいて、遭難のことについて取材を受けました。それから、中ノ湯の温泉に入り自宅へ戻りました。