立山&針ノ木雪渓スキーツアー報告
2005年4月23日(土)〜24日(日)
中林(40E)、萩原(54Edu)、鈴木(会友)、相川(49S)
4月23日(土) 曇り〜晴れ
松井田(5:00)−(7:35)扇沢(8:30)=立山黒部アルペンルート=(10:30)室堂(10:55)−(11:45)一ノ越(12:00)−(12:50)東一ノ越(13:00)−(13:40)黒部平(14:00)−(14:20)黒部湖−(14:55)黒部ダム駅(15:05)−(15:20)扇沢(15:40)−(16:00)大町温泉郷(17:00)−(17:30)池田山荘
週末を利用して立山スキーツアーに出かける。こんな山行が計画できるのも高速道路網と“ETC通勤半額割引“のお陰である。
立山黒部アルペンルートの混雑を避けゴールデンウィークの一週間前で計画したが、扇沢ターミナルは団体観光客で混雑していて、すでに8:00発のトロリーバスは満席。次発のバスで室堂に向かった。トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイ、再びトロリーバスと乗り継ぎ、二時間かけて室堂に着く。料金も高く片道5460円。スキー券の400円も取られた。
室堂は曇り。一の越までの標高差300mをスキー登行で登る。曇っているが視界は良好で、多くのスキーヤーで賑わう雷鳥沢、その後には奥大日岳、大日岳がよく見える。
一ノ越で昼食を摂った後、いよいよ滑降を開始する。黒部湖側の視界はあまり良くない。一ノ越から南下する御山谷を左にトラバース気味に滑る。200mほど下ったところでスキーを外し、雄山からの岩稜尾根を乗り越し、その先の雪面を東一ノ越までトラバースする。ここから黒部平までの高度差1000mのタンボ平の大雪原を滑る。雪は良くない。昨日降った湿雪が深く、思うようにスキー操作をできない。しかし、北アルプスの大自然の中、大斜面を堪能できた。黒部平からも、樹林の中、黒部湖まで滑降した。
大町温泉郷でのんびりと湯に浸かり汗を流した後、丑澤さんと鈴木さんが待つ池田山荘に向かった。
雄山からの岩稜を乗り越す 大雪面をトラバースし東一ノ越へ向かう
タンボ平上部の萩原(後は大観峰) タンボ平を滑る(萩原)
黒部平からタンボ平を望む 滑降を終え黒部ダム駅に向かう(相川、萩原)
黒部湖にて(相川、中林) 池田山荘にて(中林、鈴木、丑澤、相川)
4月24日(日) 快晴
池田山荘(8:45)−(9:30)扇沢(9:50)−(13:00)2100m地点で引き返す−(14:00)扇沢(14:20)−(15:30)池田山荘(16:00)−(18:00)松井田
池田山荘でゆっくり過ごし9時前に扇沢に向かう。今日は針ノ木雪渓の偵察に向かう。天気は快晴で気持ちがいい。扇沢の無料駐車場に車を置き針ノ木雪渓に入る。駐車場から雪渓が続き、最初からスキー登行で進む。
大沢小屋付近からは針ノ木岳は正面に見えるが、針ノ木峠は左に回り込んでいるため見えない。登ってきた沢を振り返ると扇沢の向こうに爺ヶ岳が聳えている。4年前の秋に、やはり丑澤池田山荘にお世話になり、萩原さんと柏原新道を登ったことが思い出される。鈴木さんは大沢小屋あたりで、また中林さんはさらに1時間くらい登ったところで引き返す。
萩原さんと相川は、針ノ木峠が見える2100m付近で引き返す。天気がすばらしい分、雪が腐り、スキー操作に苦労する。昨日の疲労も重なり、太股にケイレンが走る。またの機会に峠からの大滑降を託し、ゆっくり扇沢に滑り降りた。(49S相川)
針ノ木大雪渓を望む。右の樹林の中に大沢小屋。
爺ヶ岳を振り返る
針ノ木峠を望む