四阿山スキー登山
(49S)相川 
日程:2003.03.02
メンバー:戸田(28C),萩原(54Edu),高橋,相川(49S)
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3月1日(土) 雨
 高3の次男の卒業式があり午後の出発となる。長男のそれと併せて何回かの卒業式に出席し、その度ごとに、入学当初の子供の姿が懐かしく思い出されたり、成長と共に我々両親から一歩ずつ離れていくことにやるせない寂しさを覚えたものだったが、きょうも例外ではなかった。

 天気予報通り碓氷バイパスを過ぎたころから空模様が怪しくなり、すっかり日が落ちた浅間サンラインでは雨となった。萩原さんから、これから出発するとの連絡が携帯に入る。地蔵峠の登りで、今日の卒業式で久しぶりに聴いた「仰げば尊し」を口ずさみながら、戸田さんが待つ鹿沢民宿「わたらせ」に向かった。

 長野側では雨だったが、地蔵峠を越えると吹雪となった。明日の四阿山が心配になるほどの荒れ模様である。

 風呂に入ったあと、萩原さんの到着を待ちきれず先に飲み始める。ビールを1杯飲んだところで到着。中学、高校と同窓だったという高橋さんを誘っての到着である。メンバーが多いと楽しみも増える。
 いつものことながら、「わたらせ」の夕食はここならではの山の幸。イワナの刺身、マタタビの漬け物、豆腐をドレッシング風にあしらった青菜、等々。こんな珍味を並べられては、酒が進まない訳がない。山荘の改修、ボートを使った渓流釣りと話に花が咲き、久しぶりに飲んだ。 明日の好天を願いつつ床に入る。

3月2日(日)曇り→晴れ
 昨夜はまとまった雪となった。6時に朝食をお願いしてあり、7時出発を目指したが、結局30分遅れの出発となった。
 昨日の雨が車のガラス窓に凍り付き始末が悪い。ワイパーのブレードにも雨が凍り付き、フロントガラスがうまく拭けない。こんなコンディションの中、ガスっている雪道を慎重に鳥居峠に向かう。
 あずまや高原ホテルに着く頃には青空が見られるようになった。今年は雪が多い。道路横の駐車スペースは従業員の車で既に満車。ホテル手前の駐車場の雪を除雪してもらい、ここに駐車した。

 四阿山は人気ルートである。入山者は7〜8パーティー、総勢30人前後か。放牧場では風が強かった。先を急ぐでもなく、我々はマイペースで進む。心地良い日溜まりとなっている大トラバースで一休み。正面には、青空をバックにした浅間山が光っている。菅平の奥に北アルプスがよく見える。

 昨年クラッシュを演じたブッシュの斜面にかかったころ、最初のパーティーが滑り降りてきた。このあたりはやはり滑り難そうである。ここを抜ければ視界が開け、四阿山山頂が良く見える。頂上直下の斜面に、既に滑降を開始したパーティーや間もなく頂上に到着するパーティーの姿がある。我々も、アルペンムードたっぷりの稜線を満喫しつつ、頂上を目指す。 頂上着。風が強く、寒い。早々に下り、頂上直下の斜面を左に回り込んだところで休憩をとる。浅間山を正面にして暖かな日を抱いた斜面で、休憩には最適の場所だ。ビールで乾杯。ここからいよいよ本格的な滑降である。

 風が強い斜面は、雪がとばされウィンドクラストしていて滑りにくい。足首を曲げ、しっかりスキーに乗って斜面の感触を楽しむように下る。大トラバースを一気に下り、広い放牧地は気ままに滑る。あずまや高原ホテル着16:00。

 幸いにも天候に恵まれ、思い出に残る四阿山スキー登山であった。
戸田_萩原_相川
戸田、萩原、相川
浅間山
浅間山〜籠の塔
四阿山山頂
四阿山山頂を望む
山頂直下
四阿山山頂直下
萩原
山頂にて萩原
相川
山頂にて相川