湯ノ丸山(2103m)スキー登高 2002.2.27 (写真をクリックして下さい) |
丑澤經樹(28C)記、同行者 :八木(31D)、竹内(35C)、桜井(35C)、布河谷(35M) |
* 乾杯要員
近い内にもう一度どこかでスキーをやろうやと2月のサンアルピナ-鹿島槍の帰りに話し合った。
鎌倉の望月(35C)君の管平スキー合宿は時間が無くて残念ながら見送った。そこで気軽に行ける湯ノ丸!わたらせ!で乾杯しようやと話がまとまった。
(桜井)新しいアトミックの少し長めのスキーを購入。これのテストとどこからか貰ってきたダイナスターのカービングスキーのテスト。
(竹内)スキーはやらないがワカンを持って乾杯に参加。
(八木)サンアルピナこれで終わりというわけには行かない。近くで一泊くらいならと参加してくれる。
(丑澤)確定申告の戻りで八木君新井(30D)さんのまねをしてサロモンデモ-8-L170を買った。早くテストしたくて仕方がない。
*2月26日
午前中に民宿<わたらせ>に着く予定であった。11.00少し前に着いたら小金井の桜井君はもう来ていた。やあやあと挨拶していたら、そこに高崎の八木さんも着いた。
少し早いがうどんを頂いてスキーに出掛けようと話している時渋川の竹内君がきた。聞けば今朝早かったので、ワカンで湯ノ丸山に登ってきたという。やれやれえらいもんだと思う。
竹内君に私の予備のスキーを履いて貰ったら履けたので、全員で湯ノ丸スキー場へ出掛けてスキーをする。私と桜井さんは八木さんのまねをしようと頑張る。早めに切り上げて鹿沢温泉紅葉館の風呂に入って来る。
いよいよ乾杯である。岩魚のさしみとカニ鍋で盛り上がる。風呂上がりのビールは誰だって美味しい。
*2月27日湯ノ丸山(2103m)スキー登高
最初は私と桜井君とでは東籠の登山位に考えていたが、朝ぐずぐずしている内に布河谷君がきた。山は湯ノ丸山に決まった。民宿のおばちゃんに<にぎりめし>を三人分しか頼んでなかったが、まあいいやと昨日登ったばかりの竹内君もワカンで同行する事になった。
午前中くらいはスキーをして早めに帰る予定の八木さんに見送られて、峠に車を一台置いてシルバー回数券でNO1のリフトに乗る。係のおじさんは<気お付けて行ってこいや>と我々に声を掛けてくれる。
リフトを降りて少し行って下りきった所でシールを付ける。ワカンの竹内君はさっさと先に行く。コンコン平の一メートル程雪面から出ている鐘を鳴らした時にはワカンの竹内君はもう柵の右側の中腹辺りを登っていた。夏よりもむしろ早いピッチである。雪はこの三日間ほどの天気で良くしまっている。
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コンコン平(丑澤、布河谷) |

(竹内) |
桜井、丑澤、布河谷の順で適当にジグザグを切って登る。少し前に何人ものワカンで登った跡が至る所に有る。頂上に近い肩の台地に着いた時には先行していた竹内君はもう引き返して来た。まだ11時である。彼は昼には地蔵峠を出て渋川に戻る予定である。早速記念写真を撮って別れる。竹内君の下りは早いどんどん小さくなって行く。
そこから南峰はすぐだった。シールのまま本峰(2103m)に向かう。風が強く寒いので記念写真を撮って、岩影に休む。霞か雲か眺望はさほど良くない。休んでいるときに別の人がワカンで登ってきた。聞けば渋川のひとらしい。烏帽子山まで行く言う。あまり潜らないのでワカンでも早い。
いよいよシールを外して滑降である。ほんの暫く稜線上を角間峠の方に進み北東に開けた大きい斜面がありこの斜面は相川さん(49S)が見事に滑った印象が強く残っている。我々は適当に斜滑降ボーゲンで下る。時にはキックターンである。右手に行かぬように左手の方にと滑り、再び細長い斜めの斜面が左手の方に続いていてそれに沿って滑る。それからあまり右手に行かないようにだけ気をつけて適当に樹間を滑る。もう峠に近い頃は仕方なく薮に入る。これが大変だった。ここも左手よりの尾根筋から余り外れない方が薮は少ないようだ。
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竹内、布河谷、丑澤 |

湯ノ丸山頂(布河谷、丑澤) |
角間峠に出る。一ヶ月前の時は辺りは雪を覆った木々や霧氷が美しかったのに、今は雪も解けて少なく春めいている。アンミツを食べ美味しいニギリメシを食べて、またいつの日か来るかもしれない峠を後にする。先月は粉雪だった。今はややクラストした雪で、半月程季節が進んだ感じの雪質である。それでも春の陽差しが明るくて気持ち良い。
民宿わたらせに帰り着いたのはまだまだ早い時間であった。帰る布河谷君の車で峠に行き、そこで別れる。私と桜井君はそれからスキー練習だった。八木さんが帰り、竹内君が帰り、布河谷君が帰り、なんだか急に寂しくなった。早めに切り上げて鹿沢の国民休暇村の風呂に行く。 |

滑降開始 |

角間峠(丑澤、布河谷) |