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矢田城・矢田代官所


 

所在地 高崎市吉井町矢田
築城年
築城者

 

 

江戸時代、吉井町には吉井藩があった。
初代藩主は菅沼定利(?〜1602)。秀吉の小田原攻めの後関東に入った徳川家康の命で吉井に2万石を与えられた。死後は、奥平信昌の子、忠政養子となって継いだ。後に忠政は美濃国に移ったので吉井藩は一旦廃藩となった。その後も一時堀田氏が藩主として赴任したが近江に移りまたもや廃藩。天領となった。

宝永6年(1709年)、旗本松平信清(1689〜1724)が1万石の大名として陣屋を矢田に置き、吉井藩(矢田藩ともいう)を立藩した。嫡子信友(1712〜1760)ははじめは矢田城に入り、陣屋を矢田から吉井に移した。吉井陣屋は上信電鉄吉井駅の南500mのところにあった。元々矢田城は藤岡の高山氏の一族、小林氏の城で菅沼定利時代の代官だったという。

 

縄張り(クリックで拡大)
群馬県古城塁址の研究(山崎一)より
虎口(左図の○印) 本丸西の堀と土塁

 

本丸東 隣接する代官所 代官所の土塁

 


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