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箕輪城4(その他の廓)


 

木俣 御前廓 御前廓にある箕輪城将兵の慰霊碑

木俣とは城郭用語ではなく箕輪城独自のもの。

二の丸の南、郭馬出の南にあって、ここから別の
郭が東南と西南に別れる。縄張図を見れば
Yの字を逆さまにしたような形になって、木の枝が
別れているような形になっているため、
そう呼ばれる。

御前郭は本丸の北にある。ここには持仏堂があり、
落城のとき長野業盛はここで自刃した。

またここにある井戸(奥に見える。東屋のように
なっている)からは昭和時代になってから多数の
五輪塔が発見された。

 

稲荷廓 御前廓から見た稲荷山(その向こうは新廓)

 

稲荷山にある祠
丸馬出し 廓馬出し 蔵屋敷

郭馬出から南側は二の丸・本丸等とは別の独立した
城郭と考えられ、いわゆる一城別郭を構成する。

 

籠城にそなえて、食料や武器が保管された。

新郭 鍛冶郭 鍛冶郭の石垣

長野業政時代に増築された郭らしい

 

武具を製造、修繕する職人がいた
水の手廓 法峯寺 霊置山(たまきやま)

この寺は廃城後、ここに移された。この南面は椿沼
という湿地だった。

霊置とは玉木とも書く。
長野氏の先祖が祭られる神聖な場所だった。
ここは箕輪城の最高地で、物見台としての機能も
あった。

 


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