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中大塚城


 

所在地 藤岡市中大塚
築城年
築城者 小林氏

 

 

中大塚城は、藤岡市中大塚の千手寺の南西にあり、少々驚くほどの遺構が現存している。航空写真と縄張図を比べでも、当時の遺構が農道になっているのがわかる。 南面にある土橋と城門が面白いが、土橋はともかくこの城門は当時のものではなく、後年の作り直しだろう。

 航空写真(Googleより)

縄張図
群馬県古城塁址の研究(山崎一)より
左の航空写真と対比してみてください
西の堀跡
西の土塁 南の堀と土橋 土橋と城門跡

 

ここは高山氏の支族、小林氏の居城である。
平良文(?〜?)の孫の将恒(1007〜1057)は、武蔵国秩父(現 埼玉県秩父市)で秩父氏を称した。ちなみに将恒の母は、平将門の娘である。
将恒の曽孫重遠(?〜?)は、武蔵国高麗郡高山(現 埼玉県飯能市高山)において高山氏を称したという。

その後、重遠は上野国緑野郡高山(現 藤岡市高山)に移ったが、どんな理由で移ったのかはわからない。た緑野郡高山という地名は元々そこにあったのか、高山氏が移り住んだためなのかも不明である。
重遠の長男重久は高山氏を継ぎ、弟の重幸が
緑野郡小林(現 藤岡市小林)にあって小林氏を称した。

 


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