時にはお習字3
草行書(左)、楷書(右) |
柳 色 和 煙 入 酒 中 |
梅 花 帯 雪 飛 琴 上 |
柳 の 色 は 煙 の よ う に 酒 に 映 る |
梅 の 花 は 雪 を 帯 び て 琴 の 上 に 飛 び |
つき閑希の いたらぬさとは な計連とも 那かむるひ登農 心尓そす牟 【読み方】 月影の 至らぬ里はなけれども 眺むる人の 心にぞ住む 【意味】 月の光はこの世の隅々を照らし、辺鄙な山里にも届くけれども、それを見る人の心が澄んでいるからこそ、その美しさを感じ取ることができるのだ 法然上人の歌(続千載和歌集)
隷書(左)、楷書(右) |
邊 流 水 落 花 村 |
山 中 夕 陽 芳 草 路 橋 |
橋 の た も と に 流 れ る 水 花 の 落 ち る 村 |
夕 陽 照 ら さ れ る 山 道 端 に 香 る 草 |
友人のFさんとの共同作業
しお風は奈都(夏)のやくそく |
一人で見る花、君と見る花 同じ華でも何かがちがう |
山寺の石のきざはし 下り来れば椿こぼれぬ 右に左に (落合直文) |
日開三殿花光合雨 過千門柳色閑 日は三殿に開き
花は雨に合い光る |
やま散と能 か勢すさましき ゆふくれに 木の葉 三た連て もの能そ かなし木 山里の 風すさまじき 夕暮れに 木の葉乱れて ものぞ 悲しき(藤原秀能) |
伊佐里火のひ東つたに奈き冬能宇三やな幾さ八く連て千鳥難く奈り いさり火の 一つだになき 冬の海や 渚は暮れて 千鳥 啼くなり(若山牧水) |