電源コードを交換する
我家の電気釜のスイッチが入らなくなりました。妻は『もう長いこと使っているから寿命かしら?』といいます。
でもよく聞けば『時々スイッチが入る時もあるよ』というのです。
スイッチが全然入らないか、時々入るのかではだいぶ違います。
症状 推定故障個所 全然入らない 電源コード、スイッチ、本体・・・要するに器具全体 時々入る 電源コード、スイッチが不良の場合もある
本体が不良なら、これはもう手におえません。電気屋さんで修理するか、新しく買い換えるしか方法はありません。
でも買い換えるのは結構お金がかかります。
そこでこのような順序でチェックしていきました。
●電源コードをはずす
釜をひっくり返します。どんな釜でもこのとおりとは限りません。 電源コードは収納できるようにリール式になっています(左の円形のケース) 止めネジ(青い矢印)を回してリールをはずします。 本体とリールをつなぐコード(黄色と青いコード)がありました。 |
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●電源コードをチェックする
テスターで導通(電気が通るか否か)をチェックします。 左の写真はごちゃごちゃしてますが、簡単に書けば下の図のようになります。 ちゃ〜んと導通しています。困ったな。買い換えなくてはならないかな。 一応コードが断線していないか、コードをひねくり回してチェックしました。 するとプラグの付け根を動かすと導通しないことがあることがわかりました。ここで断線していたのです。 |
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●プラグを交換する
適当なところで切断します。 (すでに修理済みなので、これは実際の電気釜の電源コードではありません。) |
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コードを二つに裂いて先端のビニールを2cm位剥きます。先端の導線はよじっておきます。 |
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ネジは右に回して止めます。ですからあらかじめ右向きに曲げておきます。 | |
プラグにネジ止めします。 |
ネジにはぴったりコードを巻き付けましょう。 左のようにはみ出るように取り付けると、後になってコードが外れることがあります。 そうなったら思わぬ事故が起こらないとも限りません。
右のようにネジとの間に隙間ができないようにして巻きます。 |
蓋を被せて完成です。費用は100円。新品を買わずに済みました\(^o^)/
.●故障の原因
このトラブルはプラグの付け根の部分の断線でした。
ではなぜこんなことが起こったかというと・・・・・・。
我家では電気釜は置台に乗せて、置台にあるコンセントから電源を取っていました。 置台と壁の間には多少の空間があって、左のように電源コードがその空間でブラリと下に下がっています。 おまけに下の図のように、プラグをコンセントに挿入する時は、プラグの表も裏も意識しないで(プラグには表も裏もないし、普通は意識しませんよね)つないでいました。 ということは・・・・ @コードの重みがモロにプラグ、それもコードの付け根にかかる Aプラグをコンセントに挿入する方向が一定ではない。おまけに下方向にはコードの重量がかかっている。 ということで、プラグの根元の部分のコードは毎回のように折り曲げられている状態が何年も続いたと考えられます。 このために断線したのでしょう。 |
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