【ヴィクトリア女王の子孫たちと血友病の遺伝】
ヴィクトリア女王の子孫たちは、血友病の患者が数多く出た事で知られていますが、女王の両親及びその祖先、そして女王の夫君アルバート公は健常者であったので、恐らくヴィクトリア女王本人が突然変異か何かによる血友病遺伝子の保因者であったのだろうと言われています。女王の9人の子供たちのうち1人が患者(男)、3人が保因者(女)で、彼らを通して血友病はヨーロッパの王室に広がり、さまざまな悲劇を引き起こしました。以下の系図では、女王の子孫たちの中で血友病の患者及び保因者であった人々のみを取り上げています。(なお、現在では血友病患者であった男子は全て子孫を残さずに死亡しており、血友病の遺伝子は絶えたとされています)
●〜血友病患者(男)
○〜血友病遺伝子保因者(女)
ヴィクトリア
(イギリス女王) ┌―○ヴィクトリア ┌―●ヴァルデマール
‖ | ‖ |
‖――――――――┤ ‖――――――――┤
‖ | ‖ |
アルバート | フリードリヒ3世 └―ハインリヒ ┌―●ハインリヒ
(ザクセン= | (ドイツ皇帝) ‖ |
コーブルク公子) | ‖――――――――┤
| ‖ |
| ┌―○イレーネ └―●ヴァルデマール
├―○アリス |
| ‖ |
| ‖――――――――┼―●フリードリヒ
| ‖ |
| ルートヴィヒ4世 |
|(ヘッセン= └―○アレクサンドラ
| ダルムシュタット大公) ‖
| ‖――――――――――●アレクセイ
| ‖ (ロシア皇太子)
| ニコライ2世
| (ロシア皇帝)
|
|
├―●レオポルド
|(オールバニー公)
| ‖
| ‖――――――――――○アリス―――――――――●ルーバルト
| ‖ (アスローン伯妃) (トレマントン子爵)
| ヘレーネ
|(ヴァルデック=
| ピルモント公女)
|
| ┌―●レオポルト
└―○ベアトリス |
‖ |
‖――――――――┼―●マウリッツ
‖ |
ハインリヒ |
(バッテンベルク公子) └―○ヴィクトリア ┌―●アルフォンソ
‖ | (コバドンガ伯)
‖―――――――┤
‖ |
アルフォンソ13世 └―●ゴンサロ
(スペイン国王)
《参考資料》
- 「遺伝と人間」松永英、培風館、1984
- 「あなたは何を遺伝するか」湯浅明、北隆館、1976
- 「ライフネーチュアライブラリー:進化」タイムライフブックス、1970 他
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